マッサージ

マッサージとストレッチの効果と違い。やる順番はどっちが先?

痛みの軽減や疲労回復、血流改善に役立つと考えられているマッサージとストレッチですが、皆さんはその違いをご存知でしょうか?

マッサージとストレッチ、それぞれの効果や方法がわかっていても、「どっちからやればいいの?」と疑問に思う方も多いかと思います。

今回は、マッサージとストレッチの目的効果の違いに加え、順番はどっちを先にやればいいのかもご紹介します。

※どっちが先か順番だけ知りたい方はこちらでその項目までジャンプします。

マッサージとは

腰のマッサージ

マッサージとは、筋肉全体を伸ばすのではなく、コリをほぐしたり血液やリンパの流れの改善を目的に部分的に押す揺らすなどをすることです。

リラックス効果が高い為、癒しを求めている時や、疲れ気味の時にも効果を発揮してくれますよね。

マッサージで期待できる効果

マッサージで期待できる主な効果として以下のようなことが挙げられます。

  • コリの解消
  • 疲労回復
  • 癒し効果
  • 痛みの緩和
  • 体の動きやすさの改善

コリの解消・疲労回復・癒し効果

座り過ぎ立ちっぱなしなどの動かな過ぎて凝り固まった身体や、激しいトレーニング、その他日常生活の環境によって筋線維が硬くなってコリを感じた場合などにも、マッサージは気持ち良さからの癒し効果や不快感を解消、筋肉の疲労回復疲労感の改善が期待できます。

痛みの緩和

肩こりの原因

腰痛や頭痛などなどの痛みでも、「コリ」や「血液循環の悪さ」が原因のことは多くあります。

多くのコリや痛みへの流れは以下のようになっています。

  1. 長時間の同じ姿勢
  2. 血液循環の阻害
  3. 筋肉への酸素・栄養の滞り
  4. 疲労物質の蓄積→コリ
  5. 疼痛物質の発生→痛み

このように、慢性的な痛みを改善するために、マッサージを行うことで筋肉への酸素や栄養の循環を回復し、疲労物質や疼痛物質を流す効果があるのです。

体の動きやすさの改善

筋肉は多くの場合、互いに協力し合い、それぞれ別々の筋肉を橋渡しするように繋がり、チームとしての働きをしてくれる筋膜というものが存在します。

筋肉を包む膜で筋膜筋膜は、体の様々な部位と複雑に繋がり合っているので、腰の痛みの原因が実は、お尻の筋膜にあった、足周囲の筋膜が原因で起こっていたなんてこともあるのです。

筋膜

この橋渡しの役目である筋膜は、他の組織と互いに滑り合ったりしているのですが、滑りが悪くなったり、癒着を起こす事もあります

当院では、マッサージの手技の中で、筋膜リリース(筋膜の動きを改善するような)を行うことで、肩が上がらない・足が開かない・腰の動きが小さいなどの動きやすさの改善も行っています。

ストレッチとは

ストレッチング

ストレッチとは、身体の一部を引っ張ったり、体重をかけたりすることで、筋肉を引き伸ばすことです。

子供の頃は柔軟性に自信があったという方も多いのでないでしょうか?

幼少期から大人になるにつれ、生活習慣長時間の不良姿勢座り過ぎ立ちっぱなし等の負担により、失ってしまった本来筋肉が持つ伸び縮みする機能を、ストレッチによって復活させることができ、硬くなり伸びにくくなってしまった筋肉の柔軟性を取り戻すことができます。

ストレッチで期待できる効果

ストレッチで期待できる主な効果として以下のようなことが挙げられます。

  • 体の動きやすさの改善
  • 筋肉の柔軟性の改善
  • リラクゼーション効果
  • 自律神経の乱れの改善
  • 動脈硬化予防

自律神経の乱れや動脈硬化にもストレッチが効果があるというのは、意外に知られていないことかもしれませんね。

体の動きやすさ・筋肉の柔軟性の改善

ストレッチ後には、身体の軽さやすっきりとした感覚を得ることできます。動きやすさや柔軟性を改善することは、怪我の予防にもなるので、身体のメンテナンススポーツの準備運動などでも行う方が多いですよね。

自律神経の乱れの改善

最近では、ストレッチにリラクゼーション効果があることがわかってきています。

ストレッチをすることで、脳波自律神経の活動が大きく変化し、副交感神経が優位になることが明らかになっています。

動脈硬化予防

動脈硬化とストレッチ

これまで発表されてきていることで、座って体を前屈させる座位体前屈で評価が高い人は動脈硬化度が低いということがわかっています。

また、血管だけでなく全身にある線維芽細胞(せんいがさいぼう)という細胞は、ストレッチをすることで刺激され、体の細胞の新陳代謝のスイッチがオンになるきっかけになるとも言われています。

しっかり筋肉が伸ばせる人は、血管の線維芽細胞も活性化され、血管も健康な状態に保たれ、動脈硬化になりにくいということなのでしょう。

マッサージとストレッチの違い

ストレッチとマッサージは、どちらかだけをやっておけば良いということでもありません。

目的によって使い分けると、より良い効果を得ることが出来ます。

ここからは、マッサージとストレッチをどのタイミングでどの様に使い分けていけば良いのかをお話していきます。

どっちがどんな時に効果的?

マッサージのタイミング

コリや痛みの原因の根本的な原因の一つとして、座り過ぎ立ちっぱなしなどの長時間の同じ姿勢があると前述しました。マッサージはこのような同じ姿勢が続いた後などに効果的です。

また、マッサージのもう一つに大きな魅力は、リラックス効果の高さがあります。心地よくリラックスできるマッサージは、疲れを感じる時にもお勧めです。落ち着いた空間でマッサージを受けると、身体だけでなく心の緊張も緩和し、ゆったりとした気持ちにもなるので、疲れている時ストレスが溜まっている時などにもおすすめです。


◯マッサージは長時間の同じ姿勢の後疲れている時ストレスが溜まっている時がおすすめ

ストレッチのタイミング

セルフストレッチ

ストレッチは、怪我予防の目的として、運動前にゆったりと深呼吸をしながら、筋肉を伸ばし続ける方法がおすすめです。また、大きくダイナミックな動きをしながらおこなうストレッチでは、運動パフォーマンスを上げることに役立ち、筋肉が温まり、動かしやすくなる身体のスイッチを入れる事も出来ます。

さらに、ストレッチで筋肉の前後、左右のバランスを整え、骨格を正常な状態にすることで、姿勢を整えることにも役立つので、マッサージ同様、悪い姿勢が続いた後にも効果的です。

ストレッチは、柔軟性の向上を目的とする場合はお風呂上りが最適です。温まった筋肉は伸びやすく効率の良いストレッチが出来るタイミングと言えます。

他にも、眠る前のストレッチはリラックス効果も高く、良質な睡眠を得る事にも繋がります。


◯ストレッチは運動前長時間の同じ姿勢の後お風呂上がり寝る前がおすすめ

順番はどっちから行えばいいの?

マッサージとストレッチは、組み合わせることでより効果が期待できます。

ストレッチで筋肉を柔らかくしてからマッサージを行うと、筋肉の奥深くまで刺激することが出来るのでマッサージ効果が高まります。

しかし、筋肉の温度が低く、固い状態で急なストレッチをすると、筋肉を傷めてしまうこともあるので、筋肉を軽く擦ったり、揉んだりした後に、ストレッチを行うのがおすすめです。

マッサージで筋肉を刺激すると、血液循環が良くなり温まりやすくなります。軽く叩いたりするだけでも効果があるので、ストレッチの準備体操と考えると分かりやすいかもしせません。

マッサージとストレッチの順番をまとめると、

  1. 筋肉を摩ったり揉んだりの軽いマッサージで血流を促し温める
  2. ストレッチを行う
  3. 深部までのマッサージを行う

フルケア狭山接骨院のメディカルマッサージ

フルケア狭山接骨院のマッサージ

フルケア狭山接骨院のマッサージは、サッカー日本代表・Jリーグのチームトレーナーの治療院で身につけたメディカルマッサージです。

 一人ひとりのお悩みや症状、目的に合ったマッサージをご提供します。

全身には200を超える骨と、600を超える筋肉で構成されています。それぞれの筋肉が正しく機能していなかったら、痛みや怪我が起こる可能性がグンと上がってしまいます。

フルケア狭山整骨院のマッサージ
肩こりのマッサージ

全身のあらゆる筋肉に役目が違うように、それぞれ緩めたり、使いやすくしたり、すべき施術が違ってきます。身体の状態をしっかりと把握した上で、適切なマッサージをいたします。

ただ筋肉をほぐすだけでなく、ストレッチを含めたり、お困りの部位や症状に対し豊富な知識と経験で様々なアプローチが可能です。

まとめ

似ていると思われがちですが、ストレッチとマッサージには、大きな違いがあることが分かったのではないでしょうか?

身体をより良い状態で保つためには、ストレッチとマッサージを最適に組み合わせ、より効果的にセルフケア行いましょう!

セルフケアで症状が改善しない方は、フルケアにお気軽にご相談下さい。生活に取り入れることで、より良い質の生活になる事、間違いなしです。

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